「子供のためではなく、自分のために並んでいる」。都内のマクドナルド店舗前で取材に応じた30代の会社員女性は、嬉しそうに紙袋を掲げてそう話した。彼女が狙っていたのは、80年代レトロキャラクターと現代の人気クリエイターがタッグを組んだ限定コラボフィギュアだ。
2026年現在、ハッピーセットの購入者のうち推定3割以上が大人単独の顧客だと見られている。ノスタルジーを刺激する復刻デザインや、インテリアとして飾れるクオリティの高さがSNS上で拡散され、「大人のご褒美消費」としてのポジションを確立したのだ。朝の時間帯にオフィス街の店舗でハッピーセットが飛ぶように売れる光景は、もはや珍しくない。