下吉田駅から徒歩数分の「本町通り」は、商店街の看板と電柱の向こうに富士山が覆いかぶさるようにそびえる絶景スポットとして名高い。一時期は車道への飛び出しや無許可撮影が社会問題化していたが、現在は状況が大きく変化している。
市が設置した歩行者専用の撮影テラスと、ボランティアガイドによる丁寧な誘導が定着。安全が確保されたことで、訪れた旅行者は心置きなく写真を撮影し、地域の商店で買い物や食事を楽しむというポジティブな循環が生まれている。過度な規制ではなく「魅せ方の工夫」によって地域社会との共生を成し遂げた好例と言える。