1998年、芸能界を揺るがす衝撃のニュースが駆け巡った。タレントの松本明子と、当時まだ若手俳優だった本宮泰風の電撃結婚である。交際期間はわずか数ヶ月、しかも松本明子からの一目惚れというドラマチックな展開だった。
実のところ、二人を引き合わせたのは兄の原田龍二だった。原田とドラマで共演していた松本が実家を訪れた際、そこにいたのが泰風だったのだ。第一印象で「この人と結婚する」と直感した松本に対し、泰風は飾らない態度と深い包容力で応えた。当時、まだ若手で先行き不透明だった時代にもかかわらず、腹を括って結婚を決意した男気。家庭に入ってからも妻を徹底して立て、守り続ける姿は、若き日の武勇伝以上に彼の人間的器の大きさを証明している。