年間日照時間が全国トップクラスであることは、浜松市民にとって長年の誇りだ。燦々と降り注ぐ太陽光は、再生可能エネルギー産業の拡大を力強く後押ししてきた。屋根一面にソーラーパネルを載せた住宅街の景観は、その最たる例と言える。
だが、強い日差しは諸刃の剣でもある。夏場、直射日光による地表の加熱は激しさを増し、コンクリートに囲まれた都市部では夜間になっても気温が下がりきらない。過度な日照がもたらす熱中症予防のアラート発令回数は年々増加しており、日射量という恵みが住民の健康を脅かす要因へと裏返る現実にも直面している。