堀氏が代表を務める「日本ショートスリーパー育成協会」には、これまで数千人を超える人々が受講に訪れている。受講生の顔ぶれは、国家試験を控えた受験生、多忙を極める経営者、育児と仕事の両立に悩む母親まで多岐にわたる。協会では、単に目覚まし時計で無理やり起きるのではなく、眠気の発生メカニズムを理解した上での行動変容プログラムを提供している。
受講者の中には「1日3〜4時間睡眠で快適に過ごせるようになった」と語る成功者が一定数存在する一方で、「途中で断念した」「日常的な集中力の低下を感じて元の睡眠時間に戻した」という挫折例も少なくない。個人の体質や生活習慣の差が色濃く反映されるため、誰しもが「30分睡眠」に到達できるわけではない現実も浮かび上がっている。