なんJの最大の特徴は、日常会話やSNSにまで侵食した強力なスラング文化にあります。その土台となったのが、阪神タイガースのファンを模倣・誇張したネット方言「猛虎弁(もうこべん)」です。
以下に、代表的ななんJ用語とその元ネタをまとめました。
1. ワイ
一人称の「私」「俺」を指す言葉。関西弁の「わい」をベースに、なんJ内での標準的な自称として定着しました。「ワイ将(自分を監督に見立てた表現)」などの派生形も多く存在します。
2. 〜ンゴ
失態を演じた際や、やらかしてしまった時の語尾(例:「寝坊したンゴ」)。2006年に中日ドラゴンズに所属していたドミンゴ投手が、9回2アウトから手痛い逆転サヨナラ負けを喫した悲劇的な試合展開が元ネタとなり、ネットスラングとして大流行しました。
3. ぐう聖/ぐう畜
「ぐうの音も出ないほどの聖人(善人)」および「ぐうの音も出ないほどの畜生(悪人・非道な言動をする人)」の略称。圧倒的な良し悪しを端的に表現する言い回しとして重宝されています。
4. サンキューイッチ/サンガツ
スレッドを立てた人物(1=イッチ)に対する感謝を意味する「サンキュー1」が語源。「サンガツ」は「サンキューガッツ(元日本ハム・小笠原道大選手の愛称ガッツ)」が短縮された挨拶です。
5. ○○スレが立つのは草
笑いを意味する「w」が芝生に見えることから生まれた「草」という表現も、なんJの実況文化を通じて急速に一般化しました。