かつては「運任せ」の要素が強かった富士山鑑賞だが、現在はデジタル技術の進化によって勝率を劇的に上げることが可能だ。主要な展望スポットに設置された高解像度ライブカメラは、単に現在の映像を映し出すだけでなく、過去の気象データと照合して「今後数時間で雲が抜ける確率」を算出する機能を備えている。
東京や横浜などの都市部に滞在しながらスマホで状況を確認し、「見え始めた」という判定が出た瞬間に特急電車や高速バスに乗り込む、あるいは車を走らせるといった機動的な旅程を組む旅行者が急増している。事前の天気予報だけに頼らず、直前のデータをもとに動く柔軟性が求められている。