かつては雪に閉ざされる冬のトレーニングが北陸勢のハンデとされた時代もあった。しかし現在の敦賀気比は、最新のスポーツ科学をいち早く取り入れることで、その不利を完全にアドバンテージへと変えている。
ハイスピードカメラやトラッキングシステムを用いた動作解析、個々の骨格や筋肉量に応じた栄養管理プログラムなど、プロ並みの環境が整えられている。冬場には可動域を広げる柔軟性向上プログラムとストレングストレーニングを組み合わせ、春先のシーズンインに向けて完璧なコンディションを作り上げる。
怪我を防ぎながら効率的にパフォーマンスを引き出すアプローチは、プロ入り後も息の長い選手を多く輩出する要因となっている。身体のメカニズムを理解した上でプレーする習慣が、高卒プロ入り後の急成長を支えているのだ。