新潟といえば誰しもが5大ラーメンを思い浮かべるだろう。だが、柏崎の丼に注がれるスープを一口飲めば、その固定概念は一瞬で吹き飛ぶ。ここには一つの決まった型が存在しない。多様性こそが最大の武器なのだ。
伝統的なあっさり醤油スープにたっぷりの野菜を合わせた香ばしい一杯があるかと思えば、ガツンとニンニクを効かせた重厚な背脂系が胃袋を刺激する。さらに、大勝軒の流れを汲む豪快なつけ麺や、地元の味噌を独自にブレンドした濃厚コク旨ラーメンまで、まさに百花繚乱の様相を呈している。
特定のジャンルに縛られない柔軟な探究心。これこそが、柏崎を新潟屈指の多角型ラーメン激戦区へと押し上げた原動力である。