これまで日本の女子中距離種目は、アフリカ勢や欧米の強豪選手たちが築く高い壁に跳ね返され続けてきた。しかし、近年の先達たちのアジアや世界での躍進により、「世界と戦うノウハウ」は着実に日本国内にも蓄積されつつある。
2028年に開催されるロサンゼルスオリンピック。そのとき彼女は20歳という、中距離ランナーとして最も脂が乗り始める絶好の年齢を迎える。高地トレーニングの導入や海外レースへの積極的な参戦など、世界基準の環境に身を置くことで、日本の女子中長距離史に新たな金字塔を打ち建てる可能性は極めて高い。