ホテル選びにおいて決定打となるのが、圧倒的なロケーションだ。特に「ポートタワー側」を指名する宿泊客の波は途切れることがない。客室の窓いっぱいに広がるのは、夜空に浮き上がる赤のタワーと、メリケンパークオリエンタルホテルの客船を思わせるフォルム、そして遠く離れた六甲山の山並みだ。
照明を落とした室内でグラスを傾ければ、そこはまるで個室の展望台。部屋ごとに微妙に異なるアングルから港を眺められるため、リピーターの間では「推し部屋」の談義に花が咲く。単に眠るための空間ではなく、夜景そのものをインテリアとして味わう贅沢がここにはある。