夏場になるとSNS上で必ず拡散されるのが、手軽さを謳った自作ケアや極端な裏ワザです。しかし、その中には皮膚トラブルを引き起こして炎上・注意喚起に発展した事例が少なくありません。
特に問題視されたのが、高濃度のミョウバン水を自作して顔や全身に吹き付ける手法や、制汗スプレーを密閉空間で過剰噴霧する投稿です。皮膚科医からは「高濃度ミョウバンは強酸性のため接触皮膚炎(かぶれ)や色素沈着のリスクが高い」と強い警告が出され、動画のコメント欄が炎上状態となりました。市販の化粧品は厳密なpH調整とパッチテストを経て製品化されているため、自己判断による高濃度液の自作塗布は避けるのが鉄則です。
また、ネット上で囁かれる噂の真相についても整理が必要です。「制汗剤でワキの汗を止めると、逃げ場を失った汗が背中や太ももから大量に噴き出すのではないか」という不安の声が散見されます。これについては、ワキのような局所的な発汗を抑えても、体全体の表面積から見ればごく一部に過ぎず、代償性発汗(他の部位からの過剰発汗)が臨床上問題になるレベルで起こる心配はほぼありません。交感神経遮断手術などの外科的処置とは異なり、外用薬や一般的な制汗剤の使用で体温調節機能が破綻することはないため、安心して適切なケアを取り入れてください。