インテリアのトレンドは、デコラティブな装飾から「いかに余分な視覚的ノイズを削ぎ落とすか」へと明確にシフトした。視界を遮るひもやごついヘッドボックスは、開放的な空間づくりにおいて真っ先に排除したい対象だ。
極限までスリム化されたフレームと、ミリ単位で壁面に収まる計算し尽くされた構造。窓枠の中にすっきりと収まるそのシルエットは、部屋を広く、天井を高く見せる視覚効果を生み出す。開けたときには存在感を消し、閉じたときには洗練された壁面パネルのように振る舞う。この引き算の美学こそが、モダン建築や北欧ナチュラル、インダストリアルといったあらゆるインテリアテイストと完璧に調和する理由だ。