編集部は2026年1月〜3月にかけて、熊本県内在住者47名(20代〜70代)に「観光客に勧めたいスポット」「逆に観光客には教えたくない場所」を聞き取り調査した。その結果、興味深い傾向が浮かび上がった。定番スポットへの信頼は揺るがない一方で、「自分のペースで楽しめる場所」へのニーズが全世代で高い。
30代女性(熊本市在住)の声を紹介したい。「阿蘇は好きだけど、大観峰も草千里も週末は車が多くて正直疲れる。最近は南阿蘇の地元の人が集う小さなカフェを探して行くことが多い」。この声は象徴的で、SNSの投稿でも「#熊本穴場スポット」のハッシュタグ付き投稿が2026年比で約2.3倍に増加している。観光地化が進むほど、人は「静けさ」や「日常に近い空気」を求めるようになる。
一方で、「初めての熊本なら定番を外してほしくない」という声も根強い。40代男性(阿蘇市在住)は「大観峰は何度見ても飽きない。天気が良ければ、あそこだけで熊本に来た価値がある」と断言する。結局のところ、旅の目的と同行者によって最適解は変わる。定番と穴場の二軸で選ぶのが、失敗しない熊本旅の本質だ。