「なぜ、山や川から離れた大都会の真ん中である渋谷・原宿に配備されているのか?」という疑問は、一般の方から特によく聞かれるポイントです。しかし、この配置には極めて合理的な防衛・救助戦略が存在します。
原宿出張所(渋谷区神宮前)は、首都高速道路の各インターチェンジ(外苑、代々木、初台など)や幹線道路(明治通り、青山通り、国道246号)へのアクセスが抜群です。東京23区内の都市型水害はもちろん、多摩地域の山岳土砂災害、さらには緊急消防援助隊として全国各地の被災地へ出動する際にも、最速で東西南北の高速道路網へ乗入可能な地理的ハブとなっています。
出動要請がかかると、隊員たちは専用の積載車に全地形対応バギーやドローンコンテナを数分で積み込み、サイレンとともに現場へ急行します。SNS上でも「原宿の街中から見たこともないミリタリーライクな特殊消防車両列が出ていくのを目撃した」といった投稿が度々話題になりますが、その緊迫感あふれる姿こそ、最前線へ向かうプロフェッショナルの出撃風景です。