みそきんが店頭に並んだ瞬間、棚ごと買い占められるかのように姿を消してしまう背景には、単なる「人気商品の品薄」にとどまらない複数の要因が絡み合っています。最大の要因は、日清食品の製造ラインをフル稼働させても追いつかないほどの桁違いな需要集中です。一般的なカップ麺のスポット生産と異なり、みそきんはブランド品質を維持するための専用レシピと厳格な品質基準のもとでバッチ生産が行われています。
さらに、ヒカキン氏自身が持つ圧倒的なリーチ力が購買行動を一気に加速させます。YouTubeのメイン視聴者層であるファミリー層から若年層、さらには話題性を嗅ぎ取った一般層までが一斉にセブン-イレブンへ殺到するため、1店舗あたりの割り当て入荷数(通常1ケース〜数ケース程度)はわずか数時間、早い店舗では陳列から15分足らずで完売という事態が発生します。
また、話題性が過熱することで「見かけたら買わなければ損だ」という心理的飢餓感が働き、普段カップ麺を大量購入しない層までが「ラーメン」と「みそきんメシ」をまとめ買いする動きも在庫枯渇に拍車をかけています。