札幌の夜を締めくくる文化としてすっかり定着した「締めパフェ」。その熱狂は冷めるどころか、洗練の度合いを深めている。地元産の濃厚なミルクと季節の果実、さらにはリキュールを巧みに組み合わせたアーティスティックな一皿を求め、深夜2時でも行列が途切れない。
一方で、街の歴史を支えてきたジンギスカンや生ラーメンの伝統も力強く息づく。七輪から立ち上る香ばしい煙と、肉の旨味が染み出たタレの香り。路地裏の小さな名店では、職人が包丁を入れたフレッシュな生ラムが惜しげもなく振る舞われる。新旧のグルメが目と鼻の先で共存する懐の深さこそ、この街の真骨頂と言える。