「リメンバー」という言葉を語る上で欠かせないのが、ディズニー&ピクサーの名作アニメーション映画『リメンバー・ミー』だ。メキシコの「死者の日」を舞台に、人々の記憶から忘れ去られた時に本当の死が訪れるというテーマを描いたこの作品は、公開から年月が経った今もなお、世界中で強い共感を呼び続けている。
2026年の今、この映画が提示したメッセージはより現実味を帯びている。かつては写真や遺品、口伝でしか維持できなかった「誰かを記憶し続けること」が、データという劣化しない形式で永久化される時代が訪れたからだ。スクリーンの中の幻想だった死者との対話は、すでに私たちの日常のすぐそばまで来ている。