近年、大手ファストフードチェーンと人気アニメ・ゲームコンテンツとのコラボレーションは珍しくなくなったが、今回の成功は一味違う。長年培われてきたケンタッキーの老舗ブランドとしての信頼感と、若年層を中心とする圧倒的なデジタルコミュニティを持つIPが組み合わさることで、双方に巨大な相乗効果を生み出している。
ただ商品を売るだけでなく、食の体験そのものをコンテンツ化する試み。それは、店舗に足を運び、パッケージを開け、チキンを味わう一連のプロセスすべてがファン体験の一部となる仕組みだ。単なる一回性の販促ではなく、顧客との絆を深める先進的なエンゲージメントモデルとして、マーケティング業界からも熱い視線が注がれている。