かつて電源が入らない原因の筆頭といえばバッテリーの劣化だったが、最新端末では事情が異なる。急速充電規格のさらなる進化やオンデバイスAIの常時稼働に伴い、端末内部の保護回路が極めて敏感に設定されているのだ。特に夏場の車内放置や、高負荷なグラフィック処理を続けた直後は、基板を冷却・保護するために物理的な電源投入が一定時間ロックされる。
この場合、いくら電源ボタンを長押ししても本体は応答しない。充電器に繋いでも画面に給電マークすら出ないことすらある。故障と判断して焦る前に、まずは直射日光の当たらない涼しい場所へ移動させ、本体の熱が完全に冷めるまで15分から30分ほど放置してみるのが鉄則だ。