全幅1,695mm。この数字が日本の道路事情においてどれほど神聖な意味を持つか、都市部の住宅街に住むドライバーなら誰もが知っているはずだ。電柱が突き出し、対向車とすれ違うたびにヒヤリとする路地。大柄なSUVやLサイズミニバンが悲鳴をあげる局面でも、スルスルと通り抜けていく小回りの良さは異常とも言えるレベルにある。
最小回転半径5.0メートル。軽自動車に迫るこの取り回しのしやすさは、運転が得意ではないパートナーにとっても絶大な安心感を与える。実際、都内の中古車販売店やディーラーでの聞き取りでも、「大きすぎる車は怖いけれど、荷物は積みたい」という子育て世代からの指名買いが依然として絶えないという。