今年の山形県内は、冬から春へのバトンタッチが異例のスピードで進んでいる。豪雪地帯として知られる肘折温泉や豪雪の山間部でも、積雪量の減少ペースが過去10年で最も早い水準を記録。気象庁の発表によると、日本海から吹き込む暖かく湿った空気の影響で、2月後半から気温が急上昇したことが主な要因だ。
だが、手放しで春の訪れを喜べる状況ではない。昼間のポカポカ陽気に対して放射冷却が強まる夜間の冷え込みは鋭く、1日の中で気温差が15度を超える日も珍しくない。この激しい寒暖差は体調を崩す原因になるだけでなく、山沿いでの雪崩や融雪洪水リスクを一気に跳ね上げている。