梅流しの基本構造は至ってシンプルだ。煮詰めた大根とその煮汁、そして潰した梅干しを一緒に摂取する。これだけだ。しかし、このシンプルな組み合わせが生み出す相乗反応は極めて合理的と言える。
大根には水分と大量の不溶性・水溶性食物繊維が含まれている。煮汁ごと大量に流し込むことで、腸管内に一気に水分が供給される仕組みだ。そこに梅干しの強力な有機酸(クエン酸)が加わる。これが腸の蠕動(ぜんどう)運動を急激に活性化させるスイッチとなる。結果として、管内に留まっていた宿便や余分なガスが押し流されるように排出されるわけだ。