エナジードリンクが与えてくれる「元気」は、本物のエネルギーではない。脳内の疲労物質であるアデノシンが受容体に結合するのをカフェインがブロックし、脳に「疲れていない」と錯覚させているだけに過ぎない。いわば、脳の警告ランプに黒いテープを貼って見えなくしている状態だ。
この錯覚が切れたとき、反動として強烈な疲労感が襲ってくる。その疲労を打ち消すために、再び缶を開ける。この悪循環が自律神経のバランスを完全に崩壊させる。夜は眠れず、昼は激しい眠気に襲われる。このスパイラルに陥ると、自律神経失調症やうつ病に似た症状を引き起こす原因にもなる。