昼間にずっと寝てしまう大きな原因の一つに、夜間の睡眠クオリティの激減がある。大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで頻尿を引き起こし、夜間に何度もトイレに起きざるを得なくなる。これにより睡眠の分断が日常化する。
また、大きなお腹による息苦しさ、お腹の張り、胎動の激しさ、脚のこむら返り(足がつる現象)など、夜間の安眠を阻害する要因は挙げればキリがない。横になっても理想的な体位が見つからず、一晩中寝返りを試行錯誤する妊婦も多い。
結果として、夜間に「深い睡眠(ノンレム睡眠)」をとることが不可能になり、慢性的な睡眠不足に陥る。昼間に耐えがたい眠気が襲ってくるのは、奪われた夜の睡眠時間を身体が自動的にリカバリーしようとする自然な補償作用なのだ。