近年の化粧品科学における最大のブレイクスルーといえば、生体模倣(バイオミメティック)技術を応用した粉体加工だ。従来の粉体は肌表面にただ乗るだけで、時間の経過とともに皮脂や水分を吸い上げてパサつきの原因となっていた。しかし最新のフォーミュラは、皮脂膜の構造に類似した脂質で粒子ひとつひとつを極薄コーティングしている。
この技術により、肌に塗布した瞬間に粉が「溶け込む」ような質感が実現した。指で触れても粉っぽさを一切感じさせず、まるで高品質なスキンケアオイルを塗った直後のようなしっとり感が持続する。40代の肌が抱える水分保持力の低下という課題を、最新の皮膚科学が軽々とクリアしてみせた格好だ。