2012年のオープン時、世界中のファンを驚かせたのが、アーティストのネイト・ローマンが手掛けた巨大な弾痕(ブレットホール)のインスタレーションだった。白を基調としたミニマルな店内に穿たれたそのグラフィックは、暴力性とアート、そしてストリートの反逆精神を象徴するアイコンとして、いまも店内の空間に重厚な魅力を与えている。
代官山、原宿に続く都内3店舗目として誕生したこの場所は、単なる店舗の追加ではなかった。ハイブランドの路面店とセレクトショップが入り交じる神南というエリアの選択自体が、当時のストリートファッションが次のステージへ踏み出す強い意志表明だったのだ。10年以上が経過した2026年の今振り返っても、その出店計画が東京のファッション地図を大きく書き換えたことは疑いようがない。