生ハムを単体で味わうのも一興だが、通が実践するのは「組み合わせの美学」だ。焼き立て熱々の「プチフォッカ」を追加注文し、生ハムを贅沢に巻き付けて一口。フォッカッチャの温もりによって生ハムの脂がふわりと溶け出し、小麦の芳ばしさと塩味が口内で完璧な交響曲を奏でる。
これに合わせるべき一杯は、サイゼリヤが誇る微発泡赤ワイン「ランブルスコ」や、グラス100円のハウスワイン(白・赤)だ。しゅわしゅわとした泡が生ハムの脂っぽさを綺麗に洗い流し、次の一口への欲求を無限に掻き立てる。わずか1,000円札1枚で味わえるこの至高のペアリングは、もはや居酒屋文化へのアンチテーゼと言っても過言ではない。