新宿は「働く街」「遊ぶ街」から、「住む街」へとその表情を変えつつある。西新宿8丁目や富久町、さらには初台・幡ヶ谷に隣接するエリアにおいて、超高級タワーマンションの建設が相次いで完了した。
職住近接を求める共働き世帯や海外からの富裕層マネーが流入し、中古マンションの平均価格は前年比でも一段と上昇。坪単価は都内でもトップクラスの水準に達している。これに伴い、昔ながらの賃貸アパートに住んでいた単身層や学生が周辺区へ押し出される事態も生じている。職住近接の利便性を享受できる層と、住み慣れた街を離れざるを得ない既存住民。二極化の波は確実に住環境の足元まで押し寄せている。