【2026年追跡】山下久美子と布袋寅泰——伝説のロックカップルが辿った愛執と、現代に遺した「狂おしき名曲」の深層を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

1985年秋。日本のポップス界とロック界を揺るがすビッグニュースが駆け巡った。すでに「赤道小町ドキッ」などの大ヒットでトップシンガーの仲間入りを果たしていた山下久美子と、激震を巻き起こしつつあったロックバンド・BOØWYのギタリストである布袋寅泰の結婚だ。当時、歌謡ポップスと本格アリーナロックの垣根はまだ分厚く、別世界のものと見なされていた。その隔たりを軽々と飛び越えた二人の結びつきは、新しいカルチャーの幕開けを告げるシンボルとなった。

結婚生活のスタートとともに、二人の関係はプライベートにとどまらず、即座に音楽的な共闘関係へと発展していく。布袋が本格的にサウンドプロデュースを手掛け始めたことで、山下の音楽性はそれまでの洗練されたポップ路線から、ソリッドでエッジの効いたロックンロールへと劇的な変貌を遂げることとなったのだった。