がん治療の領域においても、個々の遺伝子情報に応じた最適薬を選択する「がんゲノム医療」が標準化しつつある。同院のがんセンターでは、多職種による「エキスパートパネル」が毎週開催され、難治性がん患者一人ひとりに合わせた個別化治療戦略が議論されている。
さらに、最新世代の手術支援ロボットの複数台運用により、前立腺がんや消化器がんをはじめとする低侵襲手術が飛躍的に増加した。出血量の低減と術後回復の早さは、高齢患者の早期社会復帰に大きく貢献している。技術の進歩が患者のQOL(生活の質)に直結している実態がここにある。