今年のよさこい祭りを象徴していたのは、まさに「進化」の一言に尽きる。古くから受け継がれてきた土佐の民謡調のメロディに、最先端のサウンドデザインやコンテンポラリーダンスの要素を融合させたチームが目立った。
特に大賞争いに絡んだ上位チームの演舞は、一糸乱れぬ群舞の美しさと、個々の踊り子が放つエネルギーが見事に調和していた。隊列が瞬時に形を変える視覚的トリックや、鮮やかな衣装が一瞬で早変わりする演出には、沿道から吐息のような歓声が漏れ聞こえたほどだ。単なる華やかさにとどまらず、土佐の歴史や風土への深い敬意を感じさせるストーリー性が、多くの人々の胸を打った。