日本の住宅において、長年立ち塞がってきたのが「6畳の壁」だ。一般的な洋室の6畳間に大きなベッドを置けば、ドアが開かない、クローゼットの扉が干渉する、通路が消えるといった悲鳴が相次いでいた。
このボトルネックを打破したのが、最新の家具デザインだ。ヘッドボードを極限まで薄くしたスマートフレームや、脚部を内側に隠すことで視覚的な圧迫感を消し去るフローティングデザインが続々と登場している。さらに、フレーム下部を全面引き出しや跳ね上げ式の大型収納に変身させる技術が進化。衣替え用の服やスーツケースをそのままベッド下に収めることで、チェストやタンスを部屋から排除し、結果として寝室全体の有効面積を広げるという逆転の発想が広がっている。