日本の住宅事情において、常に課題となるのが「限られたスペースをどう広く見せるか」という点だ。北欧のインテリアアプローチは、この問題に対しても明快な回答を与えてくれる。
ポイントは視線を遮らない家具のレイアウトと、壁面の活用だ。脚が細く床面が多く見える家具を選ぶことで、視覚的な圧迫感は劇的に軽減される。また、床に物を置かず、ストリングシェルフのような壁付け棚に「見せる収納」と「飾る余白」を7:3の比率で配置する。空間すべてを物で埋めるのではなく、何もない「間(ま)」をあえて残すこと。これこそが、狭小な空間でも圧迫感を感じさせない最大の秘訣だ。