二子玉川の消費カルチャーもまた、劇的な変化を遂げている。高価格帯のブランド品だけでなく、持続可能性を核に据えた「エシカル・ラグジュアリー」が街の主流となった。
駅周辺の路地や商業施設内には、量り売りを中心としたゼロウェイストのグロサリーショップや、地元世田谷で生産された有機野菜を主役に据えたビストロが軒を連ねる。単に環境に優しいだけでなく、味やデザインの質が極めて高いことが特徴だ。消費者は「安さ」や「ステータス」ではなく、「その選択が社会にどう影響を与えるか」という文脈に価値を見出し、惜しみなく投資している。