どれほど眩しい才能であっても、プロの世界で批判やスランプから逃れられる者はいない。浦和レッズ時代をはじめ、結果を求められながらも思うようなパフォーマンスを出せなかった時期、世間からの風当たりは決して優しいものではなかった。
しかし、彼は逃げなかった。環境を変え、己の役割を再定義し、泥臭く自ら磨き直す道を選んだ。過酷なフィジカルトレーニングで体幹を鍛え直し、守備時のプレッシングの質を高め、チームのために走る泥臭さを身につけた。
挫折を知るストライカーは強い。思い通りにいかない展開でも感情をコントロールし、淡々と、しかし静かに燃える闘志でプレーし続ける。そのタフな精神性こそが、ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かった今、彼をさらなる高みへと押し上げているエンジンだ。