被害が最も凄惨を極めているのが、植民地時代の面影を残す歴史地区や、無計画に建て増しされた低所得者層の住宅街だ。日干し煉瓦(アドベ)や補強されていないコンクリートブロックで作られた住宅は、激しい初期微細と主要動に耐えきれず、サイコロが崩れるように瓦礫の山と化した。
軍と警察、そしてボランティアの市民が手作業で瓦礫を取り除き、閉じ込められた人々の救出活動に当たっている。重機の搬入が困難な狭い路地では、救急隊が探索犬を投入し、かすかな声や打撃音を頼りに夜を徹した作業が続けられている。現場では重傷者が相次いで搬出されているが、医療機関もまた停電と負傷者の殺到によりパンク状態に陥っている。