チケットそのものだけでなく、「観覧場所」を売り物にした新手の詐欺トラブルも表面化している。
「会場近くのマンション屋上から花火が一望できます」「定員10名限定の穴場スポット」といった謳い文句で、民泊仲介サイトや掲示板を通じて高額な予約金を要求するケースだ。1枠あたり数万円の予約金を電子決済で振り込ませ、当日に指定された住所へ行ってみると、そこは普通の分譲マンションであり、住民や管理組合は何の許可も出していないどころかトラブルに巻き込まれて大迷惑しているという事態が相次いでいる。
実行犯は海外のサーバーを経由して物件の写真を無断使用しており、実際の所有者とは一切無関係だ。現地に到着するまで詐欺だと気付けない構造になっており、遠方から訪れた観光客にとっては金銭的被害にとどまらず、夏休みの思い出が一瞬にして悪夢へと変わる惨劇となっている。