長年、アニメ文化の中心地といえば東京の秋葉原や池袋、大阪の日本橋が相場だった。しかし2026年現在、その構図は急速に分解しつつある。作品の周年記念や新作公開に合わせたポップアップストアが、地方都市の主要駅ビルや商業施設へ同時多発的に展開されているからだ。
「以前は東京まで新幹線で行くのが当たり前でしたが、今では地元の駅ビルに週替わりで人気作品の特設店舗が来ます」と語るのは、仙台市在住の20代ファンだ。大がかりな常設店舗を持たず、2〜3週間単位で移動するコンテナ型・短期ポップアップの流行が、日本全国のどこにいてもファン活動を楽しめる環境を生み出している。