環境破壊や外来種の増加によって、野生の原種が姿を消しつつある危機的状況において、花を扱うプロフェッショナルたちの社会的使命も変化した。単に見栄えの良い外来種を並べるのではなく、その土地固有の在来種や希少植物を積極的に取り入れる動きが加速している。
都市のベランダや庭園に在来植物を植えることで、地域の昆虫や鳥を呼び戻す「マイクロ・リワイルディング(小規模再野生化)」の提案が人気だ。一軒一軒の住まいが生物多様性を守るハブとなる。そうした視点を持った提案ができるかどうかが、プロとしての評価を左右する時代になった。