近年の根城周辺では、史跡の見学と地域の日常文化を組み合わせた「ヘリテージツーリズム」の取り組みが急速に広がっている。八戸市内の伝統工芸家と連携した南部裂織(なんぶさきおり)のワークショップや、八戸の郷土料理である「せんべい汁」を中世の器のレプリカで味わう特別企画など、地域ならではの体験が目白押しだ。
史跡見学のあとに八戸中心街の横丁文化へ繰り出したり、舘鼻岸壁の朝市へと足を延ばしたりする旅のスタイルが定着。根城を起点として八戸の歴史・食・文化が一本の線でつながることで、単なる立ち寄り地ではない深みのある滞在型観光が実現している。