どれほど気心の知れた友人であっても、その人が別の誰かと旅に出たり、新しい親友を作ったりした際、湧き上がるのは基本的に祝福やちょっとした寂しさだ。「楽しんできて」と笑顔で送り出せるのが、健全な友情の証と言える。
しかし、そこに生々しい嫉妬や「自分だけのものであってほしい」という思いが混じるなら話は別だ。相手が誰かと親密にする姿を想像して胸が痛む、あるいは自分の知らない相手の一面に焦りを覚える。それは明らかに友情の枠を越えている。相手にとっての「唯一無二」でありたいという執着心こそ、恋愛感情が発する強烈なシグナルだ。