気象庁が発表した最新データによれば、台風15号の中心付近における最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルに達している。台風の勢力を示す中心気圧は925ヘクトパスカル。これは近年日本を襲った巨大台風の中でも屈指の低気圧だ。気圧が低いほど周りから猛烈な風が吹き込むため、暴風域のエネルギーは凄まじい。今回の台風は「猛烈な強さ」の定義である最大風速54メートル超に迫る勢いを見せており、本州接近時の勢力としては過去数十年で最も危険な部類に入る。
暴風域の半径も拡大を続けている。中心から南側150キロ、北側120キロの範囲が風速25メートル以上の暴風域に巻き込まれており、接近前であっても突風や竜巻が発生するリスクが跳ね上がっている。すでに伊豆諸島では送電線の切断による大規模停電が発生。強風で吹き飛ばされた屋根瓦や看板が道路を塞ぎ、救急車両の通行すら困難な状況が生じている。