大阪の下町風情が残る大阪市東淀川区西淡路に拠点を構える「西淡路希望の家」は、障がいのある人々が日中活動や作業を行う就労継続支援B型事業所です。地域に根ざした障がい者支援施設として長い歴史を持ちながらも、従来の福祉作業所が抱きがちだった「下請けの手作業中心」という固定観念を根本から覆してきました。
施設内にはアトリエや縫製、プリントの工房が広がり、利用者それぞれが得意な表現活動に没頭しています。スタッフは利用者を「指導する対象」としてではなく、独自の感性を持った「表現者・アーティスト」としてリスペクト。一人ひとりの個性的な筆致や思いがけない発想をすくい上げ、プロダクトへと昇華させる仕組みが確立されています。
支援される側・する側という垣根を取り払い、対等なものづくり集団として機能している点こそが、西淡路希望の家が他と一線を画す最大の強みです。