時計の針を2013年に戻そう。当時の芸能ニュースは、ある意外すぎるアプローチの話題で持ちきりだった。竹田恒泰氏が、復帰を果たしたばかりの華原朋美に対して猛烈なアタックを仕掛けているという報道だ。世間は耳を疑った。一方は憲法学者であり、テレビで保守的な論陣を張る硬派な人物。もう一方は、小室哲哉との恋愛や度重なる休業を経て、ようやくステージに戻ってきたばかりの不安定なディーヴァ。この二人が結びつくなど、誰も予想していなかった。
竹田氏は熱烈だった。彼女のコンサートに足を運び、楽屋を訪れ、ついにはエルメスのバッグをプレゼントしたとされる。メディアは連日、この「身分違いの恋」とも言えるドキュメンタリーを追いかけた。しかし、その結末はあまりにもあっけないものだった。