ハンター試験の中でも特に名勝負として語り継がれるゼッケン奪い合いの「4次試験(ゼヴィル島)」。くじ引きによって「自分の番号のプレート」「ターゲットのプレート」「それ以外のプレート」に割り振られた得点システムは、ゲームデザインとしても秀逸極まりないものでした。
ゴンが引いたターゲットは、皮肉にも絶対的強者であるヒソカの「44」。405番の少年が44番の化け物を狙うという絶望的な構図。この「405対44」という対比は、視覚的にも非常に美しいバランスを保っています。プレートの奪還という物理的なアクションを通じて、ゴンは念能力の基礎となる「気配を消す(絶)」の真髄を体感することになりました。ターゲット指定という運命のくじ引きが、ゴンの潜在能力を強制的に開花させる触媒となったのです。