冷たい風が吹き抜ける早朝の新宿。普段ならまだ人通りもまばらな時間帯だが、店舗の前にはすでに何十人もの人が並んでいた。目当ては、数量限定で配布される描き下ろしイラストカードだ。
先頭に並んでいた20代の男性会社員は、興奮冷めやらない様子でこう語る。「昨日の夜から胸が高鳴って眠れませんでした。ゴンの限定スリーブとカードはどうしても手に入れたかったので、始発で来ました。無事にゲットできて本当に最高です!」
店員の手際よい作業によって、香ばしいソースと鰹節の香りが漂う店内。しかし、その穏やかな匂いとは裏腹に、レジ前には緊迫感漂う熱気があふれていた。開店からわずか1時間で、一部店舗では当日分の限定ノベルティが終了。あらためて作品の人気とファンの熱量の高さを知らしめる形となった。