メガバンクが高水準の給与を維持する一方、地方銀行(地銀)との間には決定的な年収格差が存在します。地銀は、広域展開する「第一地銀上位行(横浜銀行、千葉銀行、福岡銀行など)」と、地方都市を基盤とする「第二地銀」で待遇が大きく分かれます。
第一地銀の上位行では、平均年収が750万〜850万円前後、支店長クラスで1100万〜1300万円に達し、メガバンクに見劣りしない給与水準を誇る行もあります。しかし、地域経済の縮小や人口減に直面する第二地銀や中堅行では、平均年収が500万〜650万円にとどまるケースが少なくありません。40代で管理職に就いても年収700万〜800万円台にとどまる場合があり、同じ「銀行員」という肩書であっても生涯年収ベースで1億円以上の開きが生じるのが現状です。
かつて存在した「総合職」と「一般職」の区分を統合し、職種を一本化する動きが進んでいますが、転勤を伴う「全国転勤型(グローバル)」と転勤のない「地域限定型(エリア)」での基本給格差は依然として20〜30%程度存在します。