日常会話で口にする「やしゃご」という響きは、どこか昔話のような親しみやすさを感じさせる。一方で公的な文書や歴史的文献では「げんそん」と読まれるのが一般的だ。どちらも漢字では同じ「玄孫」と書くが、用途によって使い分けられている。
家系図を辿る際の数え方は極めてシンプルだ。自分を起点(0)とすると、子(1親等)、孫(2親等)、ひ孫=曾孫(3親等)、そして玄孫(4親等)となる。ひ孫の子供が玄孫だ。ちなみに、そのさらに下の世代、つまり玄孫の子は「来孫(らいそん)」、その次は「昆孫(こんそん)」と続く。どこまでも続く命の連なりには、それぞれ漢字文化圏ならではの味わい深い名前が割り振られている。