台風や地震の多い台湾において、この超高層ビルを守り続けているのが87階から92階の吹き抜け空間に鎮座する巨大な鋼鉄製ウエイト「チューンド・マス・ダンパー(TMD)」だ。直径5.5メートル、重量660トンに及ぶこの黄金色の巨大球体は、単なる防災設備を超えて芸術作品のような存在感を放つ。
2026年の展示フロアでは、過去の大型台風時にダンパーが実際に揺れてビルの振動を相殺した際のセンサードキュメンタリー映像がインタラクティブに楽しめる。エンジニアリングの粋を集めたこの機構を間近で見学できるのは、世界の超高層ビルの中でも極めて珍しい。